女優柴咲コウ(35)が主演し、5日に放送された大河ドラマ「おんな城主 直虎」(日曜午後8時)の第5話の平均視聴率が、関東地区で16・0%だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週も16・0%だった。

 同作は男が絶えた井伊家を「男」を名乗って守り抜き、後に徳川四天王の1人に数えられ彦根藩の藩祖となった井伊直政、幕末の大老として知られる井伊直弼へと子孫をつないだ女領主・井伊直虎を主人公とした物語。

 5日の回は、天文23年(1554)春。成長した次郎法師(柴咲コウ)は僧としての修行を積みながら、行方知れずの亀之丞(三浦春馬)の帰りを待つ日々を過ごしていた。駿府では今川義元(春風亭昇太)が武田・北条との縁戚関係を背景にいっそう権勢をふるい、いよいよ三河平定へと乗り出そうとしていた。この今川家の威光を笠に井伊家中での実力をさらに強めた小野政直(吹越満)は、嫡男・政次(高橋一生)と奥山朝利(でんでん)の娘を夫婦にし、その子を井伊家の後継者にしようと画策する。しかし小野家を毛嫌いする直平(前田吟)ら家臣たちはこれに猛反対する。そんな中、突然政直が病に倒れる、という内容だった。

 直虎の幼年時代を子役の新井美羽が演じるなど、4話までは3人の子役を軸に物語が展開。今回から柴咲コウ、三浦春馬、高橋一生へバトンタッチされた。