笑福亭鶴瓶(65)が26日、大阪・道頓堀の大阪松竹座で行われた故3代目桂春団治さんの一周忌追善落語会に出演した。

 昨年1月に85歳で亡くなった故3代目桂春団治さんの形見の帯を締めて高座に上がった鶴瓶は「あの師匠を笑わすくらいの芸ができたらうれしい」としのんだ。

 一方で、来春、4代目として大名跡「桂春団治」を襲名する桂春之輔(68)については「あの人アホやで」と話し、次々とエピソードを披露した。

 一緒に3代目の墓参りに行った際に、何度も訪れているはずの春之輔が「同じようなものばかりだから」とお墓を見つけるのに苦労したと明かし、会場は大笑い。さらに「4代目になるの反対。あの人(春之輔)が(春団治を)名乗る前に、俺が笑福亭春団治を名乗る」と冗談交じりに話した。

 同落語会には、桂福団治(76)桂春之輔ら直系弟子6人と、桂歌丸(80)や桂ざこば(69)らゆかりのある落語家が出演した。一門筆頭の福団治は口上で「一門で団結していく。あの世で『弟子たちはよう頑張ってるな』と言われるよう協力し合いながら、これからも精進いたします」と力強く誓った。