ピコ太郎が6日、東京・日本武道館で初の単独ライブを開催した。

 昨年、動画サイトYouTubeで「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」を公開し、関連動画を含めて再生回数が10億回を超えるなど、世界的に大ブレークした。この日の会場には、キッズスペースが設けられるなど、親子連れなど7000人が集結。会場の盛り上がりに、ピコ太郎も「最初はお客さんが3人くらいしか来ないと思ったのに…。本当にありがとうございます」と感謝した。同サイトでも生配信が行われ、英語同時通訳で全世界に放送された。

 ライブには、ピコ太郎や、プロデューサーの古坂大魔王(43)とゆかりのあるゲスト13組46人が駆けつけて盛り上げた。くりぃむしちゅー上田晋也(46)は人生初の前説を担当。相方の有田哲平(46)は、高田延彦氏に扮(ふん)して登場し「出てこいや!」と開会を宣言。

 また爆笑問題の2人は、ネズミのキャラクター「爆チュー問題」としてステージに登場すると、太田光(51)はステージから客席に飛び込む暴れっぷり。トークでは、ビートたけしや、ドナルド・トランプ米大統領のものまねをはじめ、ブラックジョークで会場を沸かせた。

 ライブ後半には、歌手も出演した。演歌歌手五木ひろし(68)は、自身のディナーショーで「PPAP」を披露したことがあるという。大歓声の中、ステージに登場したが「紅白よりも緊張しました」。それでも、代表曲「よこはま・たそがれ」を「PPAP」バージョンにアレンジして披露し「おもしろいね。これからも自分のコンサートでやりたい」と笑顔を見せていた。