<7話>倫子は早坂から、早坂の地元・北伊豆町の町おこしPRドラマの脚本の仕事を振られ、香と小雪を連れて現地に行く。最初は気乗りしなかったが、早坂の恩師・田口(田山涼成)らの「ドラマを通して町の魅力を一人でも多くの人に届けたい」という熱意に一念発起し、1度、書いた脚本を徹夜で書き直し、撮影ではADも務める。「恋するシーズン」の撮影を終え、早坂とKEYが駆けつけ、KEYは飛び入りでエキストラまで務める。打ち上げでPRドラマの上映を行った後、倫子は早坂と外で2人きりになり、自分からキスしてしまう。早坂からキスを返され、後日の再会を求められ、期待が高まる。一方、小雪は北伊豆からの帰京後、丸井との交際を知った父安男(金田明夫)からたしなめられ、考え込む。

 <8話>倫子は北伊豆から帰京後、早坂と再会した。交際やプロポーズの言葉を期待したものの、キスを返したことを謝罪され、高ぶった気持ちを抑えようと必死になる。その後、倫子はKEYに、早坂はマミに背中を押されて川沿いの公園で再び会い、付き合うことを決める。その中、香が涼との間の子を妊娠した可能性が浮上。香は、妊娠したことで涼が自分を本命の彼女にしてくれるかも知れないと期待する一方妊娠を嫌がったら…と不安を覚え、小雪が買ってきた妊娠検査薬を使うのをためらう。その後、涼から「産みたい? 責任取るよ」と言われ、検査薬で確かめたが、結果は陰性。複雑な思いのまま、涼の自宅マンションまで行き、電話すると、父親になる覚悟がないと言われ、ショックを受ける。マンションにいたKEYから「(部屋に)行くな」と涼との関係をやめるよう言われ、そのまま立ち去る。

 <9話>倫子は早坂との交際を始め、互いに地味で普通の恋愛が幸せだと再確認する。地上波連ドラの脚本の仕事も入り、公私ともに順調だ。一方、小雪は父安男がぎっくり腰になったのをいいことに、出入りを禁止していた丸井を呑んべえに呼んだ揚げ句、丸井の自宅に呼ばれて一夜をともにしてしまう。一夜明け、妊娠中の妻が緊急帝王切開するため、丸井が家を出てしまったことにショックを受けて別れを決意する。そんなタラレバ娘に厳しいことを言い続けたKEYも、打ちひしがれていた。亡くなった前妻曜子(村川絵梨)の七回忌で、義父から「娘のことは忘れてほしい」と言われ、ショックのあまり泥酔し、街をさまよう。倫子は、早坂の自宅に移動中、KEYの姿を見て、放っておけず話を聞く。そこで「何だったんだろうな…俺たちの結婚。意味、あったのかな。彼女、幸せだったのかな?」と吐露するKEYに「夢、かなえてあげたんでしょ。感謝しかないよ」と言って、励まし、抱き締めてしまう。

 <10話>倫子は、心の支えをなくしてボロボロになったKEYを放っておくことができず、家に連れ帰って一晩泊めてしまう。早坂にウソをついてまで、そんなことをしたことを後悔しつつも、KEYに心ひかれている自分の気持ちにフタをして、なかったことにしようと決意する。あらためて婚活をスタートさせた香の前には、涼が現れ「彼女と別れた。もう1回ちゃんとつきあいたい」と言われて、香は揺れる。小雪は、丸井との不倫関係を終わらせたはずだったが、街で偶然、子供を連れた丸井と遭遇してしまう。