鈴木亮平(33)が西郷吉之助(隆盛)役で主演する来年のNHK大河ドラマ「西郷どん」の出演者発表会見が27日、都内の同局で行われた。大久保一蔵(利通)役に瑛太(34)、ヒロインに黒木華(27)のほか、西郷家の面々に桜庭ななみ(24)渡部豪太(31)風間杜夫(67)松坂慶子(64)、またドランクドラゴン塚地武雅(45)平田満(63)の出演が発表された。

 鈴木は、幼なじみで盟友かつライバルの一蔵役を「瑛太君だったらいいな、と思っていました」と明かした。共演経験こそないが「僕にない感性を持っている。僕が陽だとすると、陰に入る方じゃないかな(笑い)。爽やかな芝居をされていても、心の中に何か強烈なものを持っていて、それが大久保さんの鉄の意志にリンクする。僕との対比を含めてピッタリじゃないかと思っていました」と、願ってもない配役を喜んだ。

 瑛太は祖母が西郷家の血を引いていることを明かし、「(主役が)発表されたときに『あ、俺じゃないんだ』って思いました」と笑いを誘った。「予定調和ではない、お互いが培ってきたものを芝居で感じられるような関係を築きたい」と、夏から始まる撮影に向けて意気込みを語った。