千葉県のローカルスターとして人気のロックミュージシャン・ジャガーが29日、都内で行われたチバテレ2017春の陣記者発表会で、同局の終身名誉応援団長に就任した。

 ジャガーは、かつてチバテレで自作曲を歌う自主制作番組「ハロー・ジャガー」を3度、レギュラー放送してきた。放送当初は、放送枠を買って放送していたという伝説のローカル番組だが、今回の終身名誉応援団長就任を受けて新番組が決定した。5月1日から毎日、その日の最後に放送される3分間の番組「おやすみジャガー天気予報」が1年間、放送されることが発表された。

 ジャガーは「『ハロー・ジャガー』の短縮版と思えばいい感じ。すばらしい、すばらしいジャガーを見て、チャンネルを切ってください。そうすれば、すばらしい次の日を迎えられる。とてもすばらしい夢になると思います」と胸を張った。

 また31日には「お悩み解決 ジャガーだよ! 県民集合!!」が、午前8時半を皮切りに1日4回、放送される。さらに「シャキット!」「グッと! 金ようび」にも生出演と、31日は終日、チバテレをジャックする。

 80年代から活動してきたジャガーだが、氣志團など千葉出身の歌手、芸能人から慕われ、尊敬の念を集めてきた。同県出身のマツコ・デラックスが、日本テレビ系「月曜から夜ふかし」(月曜23時59分)で紹介したことで、若者の人気も集めて再ブレイクしている。JR総武線がジャガー一色に染まった「JAGUAR電車」が、2月26日から3月25日まで運行されたことも話題となった。

 ジャガーは会見の最後に、司会に「(マイクの)エコーを効かせてください」とリクエストした。そして、プロ野球巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の名言を借りて「チバテレはぁ~永久に不滅です」と言おうとしたが「永久に秘密」とかんでしまい、苦笑した。【村上幸将】