V6岡田准一(36)が4日、都内で主演映画「追憶」(降旗康男監督、6日公開)公開を記念したトークショーに出席した。

 故高倉健さんの主演作などで知られる降旗監督と木村大作カメラマンがタッグを組んだ、10年ぶり16本目の作品。この日は「レジェンド・フィルム・フェスティバル」と題して、2人のタッグによる「駅 STATION」や「夜叉(やしゃ)」、新作「追憶」が上映され、共演の小栗旬(34)を含めた4人が登壇した。

 岡田は、過去15作のポスターがずらりと並んだパネルを前に「『夜叉(やしゃ)』『駅 STATION』『居酒屋兆治』は、僕の中ですごく深く刺さっている3部作」と、高倉さんの主演作をお気に入りにあげた。小栗は「なかなかないですもんね、最近こういうポスター。『駅』も『夜叉(やしゃ)』も、健さん(が女性を)抱いてますからね」と、ポスターの共通点を指摘して笑わせた。岡田は「自分が50代になった時に、こういう雰囲気が演じられる男になれれば」と、高倉さんへの憧れを口にした。

 ステージには、撮影で使用された実物の35ミリフィルムカメラが用意された。木村氏の指示で劇中の一部シーンを撮影した岡田は、「何かやっぱり、ちょっと違うんですよね。これを回せるってなかなかない、幸せな時間です」。この日初めてカメラを回した小栗は、「めっちゃいいっすね~! これは楽しいですね!」と少年のような笑顔を見せた。