フジテレビ系の小栗旬(34)主演の火曜ドラマ「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(午後9時)の30日第8話の平均視聴率が10・5%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べでわかった。前週第7話は8・7%だった。

 小栗と西島秀俊(46)の本格派俳優2人が民放連ドラ初共演する話題の作品。「SP」シリーズなどを手掛けてきた金城一紀氏が、5年前から小栗をイメージして原案・脚本を準備してきた骨太アクションエンターテインメントだ。人に言えない過去を持つ公安機動捜査隊特捜班の面々が、警察ドラマの常識を越える規格外の事件に挑んでいく。1年半前から練習を積んできたという小栗と西島の、本格的なアクションも見どころ。

 第8話は、公安の協力者として“神の光教団”に潜入している林智史(真島秀和)から、妻の千種(石田ゆり子)を介して連絡を受けた田丸(西島秀俊)。教団が画策しているテロの情報を教える代わりにスパイを辞めたいと林から持ちかけられる。そしてテロの決行当日、駆けつけた稲見(小栗旬)と田丸によって元信者の男は間一髪拘束される。しかし、男のカバンの中身を確認した田丸は、教団の真の狙いに気づき、ぼう然となる、という内容だった。