「自分の目でじっくりと見たい」。覚せい剤取締法違反の罪に問われた女優酒井法子被告(38)の26日の初公判。わずか20の一般傍聴席をめぐる抽選に参加するため、東京都千代田区の日比谷公園には強い雨と風の中、早朝から傘を差した希望者が続々と集まった。

 整理券となるリストバンドの交付が始まった午前9時前には、学生や主婦のグループ、スーツ姿の会社員などが行列。裁判所の職員が次々と手首に白い紙のバンドを巻き付けた。人材派遣会社などを通じマスコミに動員されたという人々も目立った。

 前日夜に一番乗りし、徹夜した板橋区のフリーター金谷勇造さん(39)は「酒井さんとは同じ年の生まれ。罪を認めるか認めないか、じっくりと見たいと思い、事前に裁判の仕組みも勉強した。いけないことをしたと素直に認めてほしい」。

 午前4時半から並んだという千葉市中央区の40代の会社員渡辺和幸さんは「酒井さん本人の口から、事件についての言葉を生で聞き、本当のことが知りたい」と興奮気味に話した。

 [2009年10月26日11時6分]ソーシャルブックマーク