若手漫才トーナメント「M-1グランプリ」決勝が20日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、無名のパンクブーブーが9代目王者に輝いた。

 01年の1回目から出場も初めての決勝進出だったが、決勝の初回で3上位3組に残って最終決戦に進出。8年連続ファイナリストの笑い飯と、昨年覇者NON

 STYLEとの最終決戦との争いになったが、7人の全審査員から満票を得る圧勝だった。ツッコミ担当の黒瀬純(34)は「パンクブーブーって誰?

 全然分からない…」とぼう然。ボケ担当の佐藤哲夫(33)も驚くばかりで涙は流さなかった。

 大会委員長島田紳助は「体操だったらノーミスだった。練習量が違う」と評価。今後のブレークは必至だが、黒瀬は「喜びよりも怖い感じです」と予想外の優勝に恐縮していた。

 [2009年12月21日2時31分]ソーシャルブックマーク