29日に任期満了を迎え退任するNHKの今井義典副会長(66)が28日、記者会見し「NHKの屋台骨の立て直しを福地茂雄前会長の下で実現し、その一翼を担うことができた」と3年の任期を振り返った。

 在任中の思い出として今井副会長は、全国の若手職員と意見交換し、横のつながりを深めることの重要性を感じたことや、国際放送で英語の24時間放送を立ち上げたことなどを挙げた。

 今井副会長は1968年入局。「おはよう日本」のキャスターや解説委員長などを歴任し、2008年1月に副会長に就任。同年11月からはアジア太平洋放送連合(ABU)の会長も務めた。

 今井副会長の後任については、松本正之会長が人選を進めている。

 [2011年1月28日19時11分]ソーシャルブックマーク