タレント小堺一機(55)が23日、都内でフジテレビ「ごきげんよう」の20周年記念DVDとエピソード本のPR会見を行った。「20年でいろんなものをなくした」と頭髪に手をやった。

 27年前、前身番組「いただきます」の初代プロデューサーだった故横沢彪さんを懐かしみ「『いつ面白くなるんですか』と聞かれて、クラクラとめまいがしました」。視聴率が上昇し始めたころに所属事務所の社長に呼ばれた。「ほめられるかと思ったら『これで独立したらつぶすよ』と言われ…。いまだに独立はしていません」。20年間続いたポイントについて「天下をとろうみたいな野望がなく、足元だけ歩いてきた結果」と話した。

 04年には悪性リンパ腫のため一時休養したが「戻ってこられる場所があるというのがうれしかった」と話した。