「第9回飯能新緑ツーデーマーチ」(埼玉県飯能市・朝日新聞社・日刊スポーツ新聞社ほか主催、住友信託銀行特別協賛、ダイドードリンコ協賛)は22日、2日目最終日を迎え、5380人が参加した。2日間で延べ1万2186人が新緑のウオーキングを楽しんだ。演歌歌手の田川寿美(35)が接待所を巡回し、ボランティアや参加者を激励。ステージではデビュー20周年記念曲「冬の日本海」など7曲を披露した。今大会のテーマ、東日本大震災復興応援について「ほんの少しの心掛けでも皆さん1人1人の気持ちは(被災地に)通じるはずです」と話した。午後から雨模様となったが、ゴール後のウオーカーたちは田川の歌を聞き入っていた。

 福島第一原発事故の影響で埼玉・加須市で避難生活を送っている福島・双葉町の28人が飯能市の招待で同大会に参加した。50代の女性は田川と接して「カラオケでしゃくなげの雨などをよく歌う。生の歌声を聞けてとってもよかった」と感激していた。