テレビ朝日の10月期ドラマ「俺の空

 刑事編」(日曜午後11時)主役決定最終オーディションが10日、都内の同局で行われ、応募総数2700人の中から福岡市の飲食店勤務・庄野崎謙さんが主人公・安田一平役に選ばれた。決定の瞬間、感極まったように目頭を押さえた庄野崎さんは、テレビ朝日の早河洋社長から、認定証と賞金100万円の目録を贈呈された。

 庄野崎さんは、181センチで精悍(せいかん)なマスクが印象的な23歳で、自ら劇団ユニットを立ち上げている。アクションや殺陣、アクロバットが特技で、この日の自己PRでは拳銃型のライターを持参し、両側にいる犯人を取り押さえるという設定で、「俺が安田一平だ!」とオリジナルの決めゼリフで締めくくる、力強いアクションを披露してアピールした。

 「賞金の使い道はまだ決めていませんが、もしかしたらパーッと使ってしまうかもしれません(笑い)。これからは役者一筋の生活に入りたいと思っています。そしていつか、佐藤浩市さんと共演できたら幸せだな、と思います」と抱負を語った。