東京都中央区の防災支援拠点としての役割を担う銀座の歌舞伎座、歌舞伎座タワーの命名権を、大塚ホールディングスが取得し「御助蔵前広小路(おたすけくらまえひろこうじ)」と命名した。防災の日である1日、歌舞伎座地下1階にある木挽町広場で発表会が行われた。災害時には木挽町広場に1000人、劇場内に2000人、計3000人の帰宅困難者を収容でき、地下には備蓄食糧や毛布などを備えている。歌舞伎俳優の中村梅玉(67)は「もしもの時は歌舞伎座に行けば暖かいスペースがある、と安心した気持ちを持っていただければ」と話した。