5人組アイドルグループJuice=Juice(ジュースジュース)が11日、東京・池袋のサンシャイン噴水広場で、メジャーデビューイベントを行った。

 トリプルA面のデビュー曲「ロマンスの途中」「私が言う前に抱きしめなきゃね」など4曲を披露。3カ月前に初イベントを行った会場に約2000人のファンを集め、デビューを報告した。

 左足甲を骨折している宮本佳林(14)は、イスに座って上半身だけでダンスと歌を披露した。本調子でデビューを迎えられず、歌い終わってマイクを握ると涙をこぼした。「本当はみんなと一緒に歌って踊って、『すてきなデビューだね』って言ってもらいたかった。足をしっかり治して、大きい夢に向かっていきたい」。関係者によると、宮本は7月に足を滑らせて左立方骨を骨折。全治2カ月と診断された。今はギプスも外れ、松葉づえで歩けるようになっており、9月下旬のステージ本格復帰を目指す。

 涙、涙のデビューイベントだった。金沢朋子(17)が「佳林は骨折しているのに、いつも笑顔で、つらいことがあっても支えてくれた」と感謝を口にした。極め付きはリーダー宮崎由加(19)の手紙。1人ずつに宛てたメッセージを読むと、メンバーみんなが涙を流した。

 ステージ後方には、20年東京五輪の開催決定を祝う垂れ幕が飾ってあった。高木紗友希(16)は「オリンピックも5つの輪。五輪と同じぐらい注目されるグループになりたい」と宣言。宮本も「7年後には開会式でジュースジュースが歌えるぐらいになるように頑張りたい」と笑顔で誓った。