「東アジア文化都市」の広報親善大使に就任したでんぱ組.inc(以下=でんぱ組)を“妹分”が後押しする。

 5人組アイドルグループ、妄想キャリブレーションが17日、横浜市のエバラ本社で開催された「エバラCJフレッシュフーズ

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 ヨコハマ・モシッソヨ!

 第1回韓国料理教室」(NPO法人よこはまみらいプロジェクトほか主催)に参加し、キムチ作りに初挑戦した。

 衣装の制服の上にエプロンを着たメンバーは、両腕にビニール手袋をはめて参戦。韓国料理研究家、本田朋美氏の指導のもと、慣れない手つきで大根を切ったり、塩漬けした白菜6束(計約18キロ)の葉1枚ずつに唐辛子の粉やニンニクなどを混ぜたヤンニョムを丁寧に塗った。教室終了後には、本田氏らが料理したキムチ鍋やチャプチェなど韓国の家庭料理を堪能した。リーダーの神堂未祐奈は「音楽と一緒でメンバー全員と1つの物をつくるのは達成感があって楽しかった。甘めの唐辛子を使ったので、マイルドで心地よい味でした」と満面な笑みを見せた。

 「ヨコハマ・モシッソヨ!」は09年12月に横浜市と韓国・仁川広域市が姉妹都市協定を締結したことを記念に行われている日韓親善活動。「モシッソヨ」は韓国語で格好いいという意味で、「リトルコリア」として有名な福富町や関内のPR活動を中心に取り組んでいる。

 今回の韓国料理教室は「ヨコハマ・モシッソヨ!」の事業の一環として、NPO法人よこはまみらいプロジェクトが今年10月に企画した。ゲストは、でんぱ組が今月11日に日中韓3カ国の文化交流事業「東アジア文化都市」の広報親善大使に就任したことなどを受けて、妹分の妄想キャリブレーションが抜てきされた。神堂は「先輩(でんぱ組)の背中を見て活動してきたので、私たちも先輩と同じく韓国の文化を学べてうれしい。東アジアを一緒に盛り上げていきたいです」と言葉に力を込めた。さらに「かなうなら、先輩より先にキムチのオリジナル商品を出したいです」と欲まで見せた。

 本田氏は「これまでの教室とは違って、(年齢が若いせいか)1つ1つの作業に反応が大きくて新鮮でした。料理のセンスは良かった」と、メンバー全員に合格点を与えた。

 妄想キャリブレーションは今年3月、東京・秋葉原のライブ&バー「ディアステージ」に出入りしていたメンバーで結成。「アイドルになりたい!」と妄想するアイドルをコンセプトに、同10月に「妄想が止まらない」を発売した。11月には、未来を担うアイドルがライブで競う「アイドル横丁新聞杯!!~11月の陣~」で初優勝を飾り、知名度を上げた。現在もメンバーは同店に週3日ペースで出勤しており、接客やライブを行っている。

 また、この日の料理教室には、メンバーのほか同店に勤務するディアガール3人も参加した。