論文不正問題の渦中にある理化学研究所の小保方晴子・研究ユニットリーダー(30)に対し、タレントで演出家のテリー伊藤(64)が批判を強めている。

 小保方氏は、1月末に新型万能細胞「STAP細胞」にまつわる論文を発表。“夢の万能細胞”と広く話題になったが、論文に不正疑惑が浮上。理化学研究所は論文に捏造(ねつぞう)・改ざんがあることを認めたが、小保方氏はこの最終報告に承服できないと反論。9日に大阪市内で記者会見を行うと発表している。

 不正疑惑によって起こった小保方氏バッシングに、3月12日の時点では、テリー伊藤は日本テレビ系「スッキリ!!」で「魔女狩りみたい」と違和感を示していた。しかし、このところ一転して小保方氏を痛烈に批判し始めている。

 4日のニッポン放送「テリー伊藤のフライデースクープ

 そこまで言うか!」では、小保方氏を「自分大好き女」とやゆ。ユニットリーダーになったのも“かわいい”“オヤジころがし、博士ころがしの才能がある”からだと臆測。STAP細胞についての論文が英科学誌「ネイチャー」に掲載されたのは、小保方氏をかわいがる研究家たちと「ネイチャー」の間で、「うちの若い子どうですか?」「先生の言うことなら……」というようなやりとりがあったんじゃないか、などと持論を展開させた。

 “博士ころがし”という言葉が気に入ったのか、6日のTBS「サンデージャポン」でもテリー伊藤は、小保方氏は博士ころがしの才能があったのだろうと発言。出演者のなかには失笑するものもおり、タレント西川史子は「それで『ネイチャー』には採用されないですよ」と反論したが、テリー伊藤は「『ネイチャー』に推薦するのも博士たち」と考えを曲げなかった。

 全ては想像にしか過ぎないこともあり、ネット上では「下品」「妄想を根拠に断言している」とテリー伊藤を非難する声も上がっている。