NHK定例放送総局長会見が18日、都内で行われ、16年の大河ドラマ「真田丸」について、主人公の真田信繁(幸村)を演じる主役が、俳優堺雅人(40)と正式に発表した。

 堺は「49年の生涯のうち、最後の1年間に人生の輝きのほとんどが集中してしているイメージを持っています。これだけ有名な人物にもかかわらず、大坂城攻防戦以外の大部分の時間が歴史に埋もれている気がするのです。けれども、逆に言えば、それだけ想像の余地があるわけで、その空白の時間を三谷幸喜さんがどう描くのか、どんな新しい人物像が生まれるのか、楽しみで仕方ありません。皆さまとともに、戦国時代を旅することを心待ちにしています」とコメントした。

 NHKは、起用理由を「キャラクターがピッタリ。大河ドラマを1年支えるのにふさわしい。三谷さんとの信頼関係もある」と説明した。堺は三谷氏が脚本を手掛けた04年「新選組!」で山南敬助を演じた。08年「篤姫」にも出演しており、3度目の大河出演となる。