サッカーW杯日本代表のギリシャ戦は20日朝、大阪・なんばグランド花月でも、パブリックビューイング(PV)が行われ、先発出場した大久保嘉人選手らと親交のあるたむらけんじ(41)ら、サッカー好き芸人が集結した。

 たむらは前回大会から、大久保選手に「W杯でゴールしたら“ちゃ~”パフォーマンスを」と、自身の芸を国際大会の舞台で披露することをお願いしていたが、この日も実現せず。

 「もちろん(ゴールを)決めてほしかったですけど…。それより、他の外国の選手やったら、決めるとこはきっちり決めてくる。チャンス作っても…そこが日本の…(課題)かなあ」

 ちゃーの不発以前に、レッドカードで10人になったギリシャを相手に決定打に欠いたことを嘆いた。

 NGKでのPVイベントには、ほかにも笑い飯・哲夫、キングコング・梶原、レギュラーの2人ら7人が登壇して、満席868人ファンと、ニッポンの熱い戦いを見守った。

 サッカー4級、フットサル4級などの審判資格を取得しているレギュラー・西川晃啓(34)は「審判の資格を取ったんで、今日は(客席に自分が)出そうと思って、レッドカード、イエローカードも持ってきたんですけど、出せる雰囲気じゃなかった…」。息詰まる熱戦の空気を読み、カードを出せずじまいだった。

 笑いの殿堂、ギャグの聖地、NGKとは思えないほど、沈痛ムードが漂っていたが、たむらは気を取り直し「NGKでのPVは無敗ですから!」。NGKでのサッカーPVは昨年6月、今大会への出場を決めたアジア最終予選に続く2回目で、今回は引き分け。希望を見いだすと「まだ終わってないんでね。コロンビア戦も大久保に(ゴールも、ちゃ~も)期待しています」と話していた。