覚せい剤取締法違反(所持、使用)などの罪に問われた歌手ASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の判決公判で、東京地裁は12日、懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。保護観察処分は付かなかった。

 ASKA被告は今年5月17日、知人の栩内(とちない)香澄美被告とともに警視庁に逮捕され、8月29日に行われた初公判では起訴内容をほぼ認めていた。94年に初めて合成麻薬MDMAを使用し、2010年夏から覚せい剤を使っていたと説明。検察側は3年を求刑、即日結審していた。

 ASKA被告はこの日、黒のスーツとネクタイ姿で出廷。落ち着いた様子で判決を聞いていた。