V6岡田准一(33)が29日、東京・渋谷のNHKで主演を務める大河ドラマ「軍師官兵衛」(日曜午後8時)の最後の収録を行い、その後、役作りのための初めて髪をそったという姿で涙の会見を行った。

 岡田は中谷美紀、松坂桃李、浜田岳、速水もこみち、高橋一生ら共演者に囲まれ「皆さんに感謝の言葉しかありません。つらい時も」と言うと涙で声を詰まらせた。流れる涙をぬぐいながら「みんな仲良くて、1年間過ごせたことを誇りに思います。大河史上、一番仲がいいかと思う。仲のいい現場を作れたのは自分の誇り」と声を絞り出した。会見の最後には共演者から胴上げをされるなど、言葉どおりのチームワークの良さをうかがわせた。

 また、10月26日の放送から官兵衛から如水と名乗り、髪を剃った姿で登場する。8月に剃ったという岡田は「如水をやるのは分かった上で引き受けた仕事。スタッフがみんなではさみを入れてくれた。心がみんなと1つになれたイベントだったと思う」。会見では浜田や速水から頭にキスをされる場面もあった。恥ずかしかったという岡田だが「それだけみんな仲良く現場に来られた。大河の主演として必要なことをやりきれたと思う」とした。

 特殊メークは考えなかった。「最後までやり抜くのが自分の芝居のスタイル。中途半端ならやらない方がいいと思うので。見てくれる人にうそをつかないでやり抜くのが自分の仕事」と説明した。

 歴史好きだけに「またいつか大河に戻ってきたい」とも語った。