女優真野恵里菜(22)が5日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「THE

 NEXT

 GENERATION-PATLABOR-

 第1章」(押井守総監督)の初日舞台あいさつで涙した。「昨日、眠れなかったんです。最年少の現場が久しぶりで、思う存分、甘えさせてもらった。みなさんのおかげで…感無量です」。そう言った後、目に涙を浮かべながらも感情を抑えていたが、共演の筧利夫(51)に「泣け!

 泣け!」とあおられ、涙を流した。

 「THE

 NEXT

 GENERATION-PATLABOR」は、88年に漫画、アニメなどで展開し、マルチメディアの先駆けとなった人気作「機動警察パトレイバー」の実写版。今回の「第1章」を皮切りに、来年1月10日初日の「第7章」まで、1話48分の12話を全7章立てにしたシリーズを上映し、同年ゴールデンウイークに長編劇場版を公開という、1年にわたる長期プロジェクトとなる。

 押井総監督は「1話は特車二課の隊員を紹介した。渋い内容になったけれど、第2章はこんなものじゃ済ませません。(撮影が)大変長くて、お金もいっぱい使っちゃった。予定以上にいろいろなものを作り、予算がオーバー…怖くて(製作委員会に)聞けない。結構、大変な状況です。成功するか、大きなかけ。スリリングな展開を楽しんでほしい。最後、長編映画で落とし前を着けます」と熱く語った。