小栗旬(31)主演映画「ルパン三世」(北村龍平監督)の公開初日舞台あいさつが30日、都内で行われ、小栗、玉山鉄二(34)綾野剛(32)黒木メイサ(26)浅野忠信(40)北村監督が登壇した。

 ロケは昨年10月から日本、タイ、香港、シンガポールと4カ国にまたがって行われた。アクションシーンもふんだんに盛り込まれたが、次元を演じた玉山だけはなぜか吹き替えの俳優がいなかったという。爆風を避けながら銃を撃つ危険なシーンでは、やる気満々の玉山を見て北村監督が不思議に思っていたところ、玉山は「俺、今まで吹き替えの人がいたことがないんですけど」と告白されたという。ロケ終盤まで、それに気付かなかったといい、「なんで俺だけいなかったんですか?」と問い詰める玉山に、同監督は「分からない…」と申し訳なさそうだった。

 タイでは足の指の爪がはがれ、病院に運ばれるなど、体を張った演技に、会場から温かい拍手が送られた。