日本ホラー映画の代表作「呪怨」シリーズが、6月20日公開の「呪怨-ザ・ファイナル-」(落合正幸監督)で完結することが決まり、東京・神楽坂の赤城神社で17日、出演者らがおはらい式と製作発表会見に出席した。

 主演に抜てきされた平愛梨(30)は「究極の怖がりなので、信じられないです。今日おはらいして、実感が湧いてきた。怖い怖いと言っていられない。やらなきゃなという気持ち」と気を引き締めた。

 会見には、怨霊親子の母・伽椰子を演じた最所美咲(34)息子の俊雄を演じる小林颯(かい=9)も出席した。小林が無邪気に「前回の撮影が楽しかったので、監督や伽椰子お母さんにまた会えてうれしい」と話すと、平は目を見開いて「え?

 信じられないです」と絶句した。

 「呪怨」シリーズは99年から始まり、長編映画では4作目、ハリウッドでもリメークされた人気作。落合監督が「見終わった人が、トラウマになるようなシーンをいっぱい作りたい。悲鳴が上がらないぐらい、恐怖の連続の映画にしたい。3日間は眠れないぐらいにする」と、強く意気込んだ。最所も「最後の伽椰子なので、トラウマとか記憶に残る伽椰子を演じたい」と続いた。

 クランクインは22日。まだ前作を見ていないという平が「クランクインの前日に見て、その気持ちで来ようと思う」と話すと、落合監督は「寝坊しないで下さいね」と笑わせていた。