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タモリ「恩人」赤塚さんとの別れ惜しむ

 2日に肺炎で亡くなった漫画家、赤塚不二夫さん(享年72)をタモリ(62)が追悼した。4日、本名の森田一義でコメントを発表し「私の恩人でもある赤塚不二夫氏が亡くなりました。この世界に入ろうとした時に突然私の前に現れてデビューのきっかけを作り、その後の物心両面での援助は肉親以上のものでした」と感謝した。関係者によると悲報後は落ち込んだようだが、この日の「笑っていいとも!」の生放送には予定通り出演した。

 2人が初めて出会ったのは75年。場所は東京・歌舞伎町の飲食店「ジャックの豆の木」だった。タモリは早大中退後、地元の福岡で保険会社員など職を転々としたが、ピアニストの山下洋輔氏を介して同店に呼ばれ、珍芸を披露。怪しい外国語を操るギャグなど6時間ぶっ続けの独演に笑い転げ「天才の出現だ」と喜んだ赤塚さんから宿泊先を聞かれ「ない」と答えると、東京・目白のマンションに招かれた。同居した1年の間にテレビ局を紹介され、30歳でデビュー。タモリのブレーク後もよく飲み明かし、2人がふざけて見せるSMショーは新宿で人気だった。

 赤塚さんから「独特のバランス感覚とセンスは誰にもマネできない」と評されたタモリは「あれから32年。いろいろな出来事、場面が頭に浮かんでいます。先生ありがとうございました」と別れを惜しんだ。

 [2008年8月5日6時47分 紙面から]


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