日大主将として箱根駅伝を走った俳優和田正人(28)が箱根駅伝を描いた舞台「風が強く吹いている」(来年1月8~18日、東京・銀座のル・テアトル銀座)に出演する。原作は作家三浦しをん氏の同名小説で、ボロアパート「竹青荘」に集う10人の学生たちが9カ月の苦闘を乗り越え、青春、葛藤(かっとう)、挫折と復活、友情、人生を見つめ直す姿を描く青春ドラマ。演出は鈴木裕美。

 和田は、高校陸上部で将来を嘱望されたが、暴力事件で退部、駅伝チームのリーダーである主人公ハイジ(黄川田将也)に出会い、再び箱根駅伝を目指すカケルを演じる。和田は02年箱根駅伝で日大主将として9区を区間5位で走った。卒業後の04年に「D―BOYSオーディション」で特別賞を受賞し俳優に転身。映画「アシンメトリー」に主演し、今年2月の東京マラソンでは芸能人として唯一3時間を切る2時間57分59秒で完走した。