歌手和田アキ子(58)が1日、米ニューヨークで、引退したプロ野球オリックスの清原和博について語った。引退試合は佐々木主浩と観戦するつもりだったが、今回のニューヨーク公演と重なり断念。電話で激励したという。「何とかCSに出てくれへん?

 キヨの最後が見られへんの悔しいわ~」。だが、清原から階段を上るのにもつえを使うという厳しい現状を説明され、和田は「そんなにまで…。もう十分や。よう頑張ったな」と涙した。

 清原が西武時代からの飲み友達で、長い付き合い。巨人時代には、目の前で本塁打を打ってもらい、感激して試合中の東京ドーム巨人ベンチにまで、祝福しに走ったことがある。

 ところが、2年前の宮古島キャンプに激励に行ったとき、大げんかした。「親にもらった体に傷を付けるなと、ピアスをしかったんです。そうしたら、翌朝、直筆の手紙を届けてくれた。『ピアスは外します』と。でも、別の許せないことも書いてあった」。帰京後、電話で再び口論に発展し、絶縁してしまった。

 「でもね。ニュースでつらそうな姿を見て、もう耐えられなかった。私から携帯電話にかけちゃった。キヨも、ずっと(けんかを)後悔してくれていた。2人で電話口で泣きに泣いて和解したの」。

 和田は「あいつも私も番長と呼ばれてきて。気持ちは分かり合ってたつもり。あんなに華のあるスポーツ選手は、どこを探してもいなかったでしょ。本当にお疲れさまでした」と語った。