テレビ朝日開局50周年記念番組「テレビ朝日が伝えた伝説のスポーツ名勝負~いま明かされる舞台裏の真実」(2月7日午後7時放送)で、日本のスポーツ史を彩った熱き戦いがよみがえる。

 取り上げられるのは3つ。70年8月21日、女子プロボウラー中山律子(66)がパーフェクトを達成した「レディズ・チャレンジボウル」、76年6月26日に行われたアントニオ猪木対ムハマド・アリの異種格闘技戦、88年10月19日、プロ野球パ・リーグダブルヘッダー「ロッテ」対「近鉄」だ。

 中山はそれまで6連続ストライクが最高だった。未体験ゾーンをクリアしての快挙。美ぼうに実力が加わって「時の人」となり、CMで「さわやか律子さん」と呼ばれた。ボウリングブームの火付け役にもなる。「服を引っ張られた」といった当時のフィーバーぶりなどを振り返る。

 また、猪木対アリ戦のその後や、いつも閑古鳥が鳴いていた川崎球場の試合は放送予定になかったのにどうして流したのかなど、舞台裏も明かされる。

 テレ朝スポーツ局の小菅聡之番組担当副部長(43)は、「3つとも今でも話題になる戦い。あらためて見ると突き動かされる迫力、ぞくっとする臨場感、ただならぬ雰囲気がある」と話す。記憶と記録に残るシーンが飛び込んでくる。

 [2009年1月29日8時59分

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