お笑いコンビ、ハリセンボンの箕輪はるか(29)が肺結核で入院したことを受け、相方の近藤春菜(26)と出演中の栄養調整食品「クリーム玄米ブラン」のCM放送自粛が7日、決まった。製造元のアサヒフードアンドヘルスケアをグループに持つアサヒビール広報によると、8日から自粛する。CMはハリセンボンとモデルのマリエ(21)が期間限定ユニット、マリセンボンを組み出演していた。

 同社は「はるかさんご本人の体調と、お客さまの心情を勘案して当分の間、自粛することに決めました」と話し、ホームページには「1日も早いご回復をお祈りします」とアップした。CM撮影や会見で、はるかと接触した同社社員はいるが、感染の兆候がある人はおらず、健康診断を受けた社員はいないという。

 レギュラー番組の共演者には、検査を受ける動きが広がっている。フジテレビ系「志村屋です。」の志村けん(59)はこの日、検査を受け、肥後克広、上島竜兵の2人も8日に検査する予定。志村の所属事務所は「心配だから念のために受けました」と話した。

 また、NHK教育「天才てれびくんMAX」関係者によると、渋谷保健所から職員2人が同局を訪れ、番組があらかじめ作成していたスタッフや出演した子供たちのリストを基に、聞き取り調査をした。今年1月8日に行った公開収録には300人が参加していることから、参加者についての対応も協議する。

 東京都福祉対策局感染対策課によると、この日午前9時から午後8時までに、問い合わせ、相談が520件あった。前日の157件を合わせ2日で677件。内容は主に「ライブを見に行ったが大丈夫だろうか」というもので、同課では「会場は大きいので心配することはない」と対応している。

 吉本興業の大崎洋社長は、東京・新宿の東京本社で「粛々と(対応を)やってるんで、今の段階ではコメントは出せない」。同社にはこの日までに115件の問い合わせなどがあり、なかには、はるかへの激励もあったという。

 [2009年4月8日8時31分

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