米俳優スティーブン・セガール(58)がセクハラで訴えられたと、米情報サイト「TMZ」が12日、報じた。元モデルのケイデン・グエンさん(23)が「性の道具にされた」と主張し、セガールに100万ドル(約9000万円)以上の損害賠償を求めたという。

 訴状によると、グエンさんは今年2月にセガールのアシスタントとして就職。勤務初日に仕事はセックスの相手と伝えられ、胸を触られ、下着の中に手を入れられた。セガールは翌日にもわいせつな行為をし、違法な薬を飲ませようとしたという。

 セガールは性的欲求を満たすため、週7日、24時間体制で待機する2人のロシア人女性を雇っていた。そのうちの1人が辞めたため、グエンさんに代役を依頼。ニューオーリンズの自宅に連れて行き「これから(ロシア人と)セックスをするから、見ていてほしい」と要求。1度目の性行為を終えた後、2度目をグエンさんに求め、わいせつ行為に至ったとみられる。

 セガールは3度の結婚と離婚を繰り返しているが、この家では、妻と子どもと同居。ロシア人女性2人を加えた5人の奇妙な生活を続けていた。グエンさんに「私の妻は、あなたと私がセックスをしても嫌がらない」と話しているため、家族公認のセックスざんまいだったようだ。

 セガールの代理人はコメントを出していない。91年にもアシスタントの女性にセクハラで訴えられ、01年には米女優ジェイム・プレスリーからラジオ番組内で「胸をわしづかみにされた」と告発された。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

 [2010年4月14日8時6分

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