女優新垣結衣(22)らが所属する芸能事務所「レプロエンタテインメント」が、創立20年目を記念した社会貢献活動「レプロ・ハピチャリ・プロジェクト」の一環として、東日本大震災の被災地を支援することが13日までに決まった。「レプロ・ハピチャリ募金部」と題し、6月から活動を開始。茨城県出身の女優羽田美智子(42)、俳優池内博之(34)、新垣ら所属タレントが、甚大な被害を受けた東北をのぞく全国を自転車で走り、募金を集めて全額を赤十字社に寄付する。

 関係者によると、東北に直接行くよりも、全国の人々に支援を伝えることが基本コンセプトになる。全国を7ブロックに分け、ブロック内で行き先を決め、そこをタレントが自転車でリレーして募金活動を展開。もちろん、ノーギャラだ。

 震災後は自粛ムードが高まり、全国で花火大会や祭りの中止が相次いでいるが、チャリティーとして開催できないか模索している自治体や主催者と連携し、募金集めをしつつ町おこしにも貢献する狙いもある。いばらき大使の羽田は「故郷も被災に遭い、震災の爪痕を目のあたりにしました。活動できる人間から動き始めることで、誰かのためになると信じています」と話した。池内も「復興の道のりは長くなるかもしれませんが、日本人の意識は高くなっているはず。力を合わせて頑張っていきましょう」と意気込んでいる。