フリーアナウンサー徳光和夫(70)が今年の日本テレビ系「24時間テレビ34

 愛は地球を救う」(8月20、21日)のマラソンランナーに決まり24日、都内で意気込みを語った。07年に66歳で挑戦した萩本欽一の記録を抜き、最年長ランナーとなる。ジャージー姿で「古希(70歳)にムチ打って何とか頑張ってみようと思う」と話した。

 徳光は78年の第1回放送から皆勤している唯一の存在で、81年の第4回から30年にわたり総合司会を務めている「24時間テレビ」の顔。「ずっとやっていると、仕事をこなすようになってきて、取り組む心が希薄になってきた」。70歳での新しいチャレンジに「放送人として最後の取り組みになる」と語った。

 今年1月にランナーとしての出演依頼を受けた。01年6月に急性心筋梗塞(こうそく)を経験している。主治医を含め3人の医師のメディカルチェックをクリアしたことも決心につながったという。「今はまた不摂生で70キロの肥満状態。16歳の孫娘が結婚するまでは元気でいたい。薬を飲みながらではありますが、トレーニングの中でより健康な体になれると思った」。走る距離は未定。メーンパーソナリティーの関ジャニ∞村上信五から「ゴールで待ってます」と激励され、ガッチリ握手した。

 また、東日本大震災を念頭に「僕が走ることによって、いくらか募金活動にお役に立てるのではという思いもある」。今回の挑戦を区切りに、一時は24時間テレビからの引退も考えたというが「練習を積むうち、口先が元気なうちは続けたいと思いが変わった」と、熱く語っていた。