女優永作博美(41)が来年1月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「ダーティ・ママ!」(水曜午後10時)に主演することが28日、分かった。シングルマザー刑事役で、公立の保育園はキャンセル待ち、私立は高額のため子どもをどこにも預けられず、ベビーカーに1歳の息子を乗せ、捜査現場に登場。永作自身が「現代版の子連れ狼」とたとえる異色作だ。

 永作も現在、子育てと仕事を両立している。昨年5月に第1子となる長男を出産。産後、初めての連続ドラマ主演となる。この役を演じるにあたり「シングルマザーが多くなっていると聞きます。子育てが本当に大変なのは、よ~く、よ~く分かります。見ている人が『私も頑張ろう』と思ってほしいですね」と話す。

 脚本ではアクションシーンも盛り込まれている。もちろん、体当たりで臨むつもりだが、「ケガはしたくない。私も1人の体じゃないんで」と笑った。今、何が最も欲しいかとの問いには「睡眠時間」と即答。それでも、若々しい肌をキープする秘訣(ひけつ)として「疲れてくると肌も疲れる。楽しく生き生きとすればその人が魅力的に見えて、肌も良く見えるのでは」との見解を示した。

 共演する香里奈(27)は永作の相棒で見習い刑事役を演じる。赤ちゃんにミルクを与えたり、おむつを取り換えたりとベビーシッターとしてかり出されるという初めての役だ。恋、仕事に意欲的だが、香里奈は自分を役の設定に置き換えて「刑事の恋は、約束ができないから嫌だな」と話した。

 放送時間帯は、現在放送中で高視聴率の「家政婦のミタ」と同じで、連続ヒットの期待も高まっている。西憲彦プロデューサーは「ミタの次でプレッシャーはありますが、2人の組み合わせは絶妙になる。見たことのない強烈な永作さんが見られると思います」と意気込んだ。