よゐこの有野晋哉(39)が、40歳の誕生日をゲームをしながら迎えることになった。30代最後の日の24日午後6時からCSフジテレビNEXTで生放送の「ゲームセンターCX

 有野30代最後の生挑戦!」で、40歳になる25日午前2時まで8時間、番組側から与えられたテレビゲームの課題クリアを目指す。有野をメーンにCSフジテレビONE、TWO、NEXT「ゲームセンターCX」の特別編で企画された。

 同番組では、有野が「株式会社ゲームセンターCX興業」の“有野課長”という設定で、作業着姿でゲームに挑戦している。それもファミコンやスーパーファミコンなど古いハードのゲームソフトばかり。画面にはレトロ感が漂い、ゲーム音に時折、有野のぼやきが重なり、それが視聴者に受けている。

 菅剛史プロデューサーは「有野さんの地味さがいい。目線や語り口が面白く、基本はゲームをする番組ですが、有野さんが独り言をつぶやく番組でもあります」。派手さはなく、視聴者は、決して上手ではない“有野課長”にイライラしながらも、クリアすれば一緒に達成感を得る。03年の番組開始以来、ジワジワと人気が広がり、09年8月には日本テレビ系「24時間テレビ」と同時刻に「24時間耐久ゲーム」を実施。番組終了11分前にクリアするというドラマもあった。

 24日の生放送では、翌25日に40歳を迎える有野が過去にクリアできなかったソフトに再挑戦する。どのソフトに挑むか当日までの秘密。自宅にゲーム部屋を持つゲーム好きの有野だが、8時間もの生放送に「“バースデーパーティー”という楽しい言葉の真逆にある“30代最後の生挑戦”という、僕からしたら全然楽しくない誕生日になりそう」とぼやいている。【今西孝江】

 ◆ゲームセンターCX

 放送開始は03年11月。年1回ペースで発売される番組DVD(8190円)も約5万本を売り上げるなど好調。ゲームの聖地、秋葉原での“有野課長”の認知度も抜群で、一部マニアから「秋葉原のプリンス」と称されている。また、海外へのネット配信の効果で、有野はロサンゼルスでもファンに声を掛けられるほどだとか。放送日は隔週木曜午後10時ほか、リピート放送も。不定期ながら地上波深夜でも放送されている。