自称霊能者の女性にマインドコントロールされたとみられ、同居していた東京・渋谷の自宅マンションを退出したオセロの中島知子(40)が、近日中に都内の病院に入院し、本格的な体調のチェックと脱洗脳にあたる見込みであることが6日、分かった。関係者によると、中島サイドが脳機能学者苫米地英人氏(52)に脱洗脳の依頼をしており、同氏と医師が連携、心と体のケアに取り組むとみられる。苫米地氏は依頼の有無について一切話していないが同日、自身のブログに意味深な記述をした。

 関係者によると、中島は現在、都内のホテルに滞在している。周囲は、中島を近々、都内の病院に一定期間入院させ、本格的な肉体面と精神面のチェックをさせる意向だという。入院後、薬物を使った洗脳をされていた可能性を調べたり、人間ドックレベルの精密検査もするとみられる。

 女性と長期間同居していた中島は、マインドコントロールされていたとみられることから、関係者によると中島サイドはすでに、オウム真理教幹部や信者らの脱洗脳を手掛けてきたことで有名な、苫米地氏に脱洗脳を依頼している。苫米地氏はすでに中島に会っている模様だ。病院では、主に精神面を苫米地氏が、肉体面を医師が診るという形で、芸能界復帰に向けて、心身を整えていく方向とみられる。

 苫米地氏は日刊スポーツの取材に対し「私は脱洗脳のプロであり、依頼の有無を含め、私の側からクライアントに関する情報を出したりコメントすることはありえない」と話している。

 ただ苫米地氏は6日、自身のブログで意味深な記述をした。「仮に、私が過去に(中島)ご本人に何度か面談しているのであるとするならば、私の過去の実績で言えば、霊能者、占い師といった枠組みでの、いわゆる『洗脳』であれば、既に峠を越え、ご両親やご家族とそれなりの和解をし、食事などを共にするぐらいの段階であるといえるでしょう」と一般論で書いた。

 実際、中島の母親は4日に都内で本人、父親と3人でフランス料理の食事をしたことを明かしている。

 苫米地氏の洗脳や脱洗脳に関する多数の著作には、「洗脳されていた本人に家族を招かせて食事を一緒にする」ことは、脱洗脳において峠を越えた重要なサインと解説されている。苫米地氏のブログにおける「峠を越え」という一般論での記述は、中島本人の現状を示唆する重要なメッセージの可能性もありそうだ。