綾瀬はるか(27)主演のNHK大河ドラマ「八重の桜」(来年放送)の出演者発表が30日、都内の同局で行われ、妊娠5カ月の黒木メイサ(24)がふっくらしたおなかで出席した。カメラのストロボの光を浴びながら「初めて大河に出ますが、参加させてもらうことができ、すごくうれしいです」とあいさつ。「作品を通じ、生きる力、何かを守って生きていくこと、勇気を持つことだったり、人として生きていく上での、いろんな力を皆さんに伝えることができたら。私も作品を通じて学びたい」と抱負を語った。

 出産予定は10月中旬。NHK関係者がプライベートの質問をさえぎろうとする中、出産を控えた心境について質問が飛んだ。同局や共演者への配慮もあったのか、「何て質問でしたっけ」と、とぼけつつ、「生きる力、人とのつながりを学びたい」と収録に向けた抱負の言葉で応じた。

 同局によると収録は今年夏からスタートする。出産後すぐに収録に参加する可能性もあるが、同局の関係者は「脚本も作っている最中。スケジュールも調整中です」と話した。

 「八重の桜」は同志社大を創設した新島襄の妻八重の生きざまを激動の明治維新を背景に描く。黒木は、なぎなたの名手としても知られた会津藩勘定役の娘を演じる。

 会見には綾瀬をはじめ、剛力彩芽、玉山鉄二ら出演者14人が出席。綾瀬は「皆さんと初めて顔を合わせ、緊張と期待で胸がいっぱいです。力を合わせ、支え合いながら1年間頑張りたい」と話した。