フジテレビ系新ドラマ「GTO」(7月3日スタート、火曜午後10時)の制作発表が22日に都内で行われ、主演するEXILEのAKIRA(30)ら出演者が勢ぞろいした。98年に反町隆史(38)主演で最高視聴率35・7%を記録した大ヒット作の14年ぶりの再ドラマ化。AKIRAは、強烈な印象を視聴者に与えた前作のイメージに縛られることなく、真っさらな状態で挑むつもりという。

 自然体で人気キャラクターに挑む。「今のGTOじゃないと、今の人に伝わらない」。大ヒット作の再ドラマ化。重圧を感じるのは当たり前とも言えるが、AKIRAは淡々とした表情で、自分なりの思いを言葉にした。

 98年「GTO」では、元暴走族のリーダーという型破りな教師鬼塚英吉を、反町が生き生きと演じ、強烈な印象を残した。最終回は視聴率35・7%を記録。映画も製作された。AKIRAは「高校1年生ぐらいの時、原作コミックをめちゃくちゃ読んでいました」と言うが、ドラマは「たまに見る程度でした」という。必要以上に反町鬼塚を意識することがないため、自分なりのイメージを作品に反映させることができる。トレードマークの長髪をバッサリと切り、前作とはまったく違う金髪のサラサラヘアに変身した。さらに「鬼塚のすべてを心の叫びとして映しだせれば」と言い、内面からわき出る感情を演技で表現するつもりだ。

 新たな鬼塚像を生みだそうとしているAKIRAを勇気づける追い風も吹いている。河西秀幸プロデューサーは、登場人物や設定、物語などについて「(前作と)ガラッと変わったと言っていい。懐かしいシーンも角度を変えて描きます。当然ラストも違います」。

 前作放送の時点では、原作コミックは10巻ほどしか出版されていなかった。今回は全25巻に加え、09年連載開始の新シリーズ「GTO-SHONAN

 14DAYS-」のエピソードも生かした“完全版”という。

 新キャストも出演することになっており、AKIRAが言う「今のGTO」が実現できる状況は整っている。「今年の夏、一番熱いドラマを日本の皆さんにお伝えできたら」。注目ドラマを背負う意気込みを口にして会見を締めくくった。

 ◆「GTO」

 漫画家藤沢とおる氏が97年から02年まで週刊少年マガジンで連載。98年にドラマ化され、反町演じる主人公の教師が型破りで体当たりの指導法で、いじめや非行などの問題を解決していく姿を描いた。藤木直人や白川由美、中尾彬、池内博之、窪塚洋介、小栗旬らが共演。反町と松嶋菜々子は同ドラマ共演が縁で結婚した。