ビートたけし(66)が、スキャンダル続きの芸能界に毒を吐きまくった。各国の神業パフォーマーがNO・1を競うテレビ朝日系「KAMIWAZA~神芸~2013」(17日午後6時56分放送)の収録が6日、都内で行われ、ゼネラルマネジャーとして出演するたけしと、司会の今田耕司(46)が会見した。

 9組のパフォーマーが1組ずつ、互いの芸や技を披露し、最後まで勝ち抜いた組が最高900万円近くに上る賞金を総取りする。賞金の上限が分からない複雑なシステムのため、たけしもやや困惑気味。「何とかオークションみたいだな。ほしのあきとかがやってるやつ」と、ペニーオークションをめぐるタレントたちの騒動を引き合いに出して笑わせた。

 たけしの悪ノリに、今田も乗っかった。「今回の収録では誰も泣きませんし、断罪もされません。坊主にもなりません!」。名前こそ出さなかったが、ペニオク騒動でTBS系「サンデージャポン」で涙の謝罪をした小森純(27)や、恋愛スキャンダルで頭を丸刈りにしたAKB48峯岸みなみ(20)を連想させるツッコミを連発した。

 スイッチの入ったたけしは続いて、個人事務所の所得隠しが発覚したタレント板東英二(72)にも言及。「板東さんは、出ないの?」。おとぼけ発言に、今田も「出ませんから!」と慌てて突っ込み、「でも板東さんは『俺は悪くない』と言い続けているらしいですよ。『違うんや』が口グセなんです」と応じた。ほんの数分の会見で、お騒がせ芸能人を次から次へとバッサリ。言いたい放題の会見だった。【森本隆】