カナダに本拠を置く新進気鋭のエンターテインメント集団「シルク・エロワーズ」が手掛ける舞台「iD(アイディー)」日本公演(15日~3月31日)の公開舞台稽古が14日、東京公演会場の五反田・ゆうぽうとホールで行われた。

 09年に始まった世界ツアーの日本初上陸公演で、4都市48公演を開催。「iDファミリー」を名乗るよしもと芸人も、3Dを駆使した最先端のサーカス公演に舌を巻いた。縦横無尽に駆け回った自転車芸に、なだぎ武(42)は「同じ自転車マスターとして、あの技を習得したい」。ロンドンブーツ1号2号の田村亮(41)は「1人のパフォーマーが何でもできるのにはびっくりです。人間やればできるんだな」と妙に感心していた。

 「iD」は、最新の映像技術3Dプロジェクションマッピングとサーカスの真骨頂であるアクロバット、ダンスを融合した新次元のサーカス公演。フィナーレの「トランポウォール」では、垂直の壁面で繰り広げられる究極のアクロバットを披露する。そのiDを演じるシルク・エロワーズは今年20周年。これまで世界36カ国、400都市以上で約4000公演を実施。300万人以上を動員している。

 日本初公演は今日15日の東京公演で開幕。名古屋、大阪、福岡と4都市で全48公演を予定している。あやまんJAPANのあやまん監督(自称33)は「ぜひ、新メンバーにスカウトしたい」。楽しんご(33)は「格好いいお兄さんばかり見てました。人の力、無限大」。一方、カラテカの矢部太郎(35)は終始、驚くあまりに下半身をさすりっぱなしで、バッドボーイズの佐田正樹(34)に「どこ触ってるの。触るな!」と突っ込まれていた。