音楽界は、ベテラン勢が記念ツアーで健在ぶりをアピールしている。21日、結成25周年のシャ乱Qが東京・中野サンプラザで全国ツアー最終公演を行い、今年再録音した大ヒット曲「シングルベッド」などを歌った。

 シャ乱Qとして7年ぶりのツアー。平均年齢44歳になったメンバーは、公演途中に20分の休憩を挟むロックバンドのライブでは異例の“インターバル制”を導入した。つんく♂(44)は「僕らもファンも年を取りました。足腰に影響すると思い、途中で休憩を挟むことにしました」。さらに「これからはロックバンドの中でも休憩制度が広まるといい。B’zもやったら面白いよね」。はたけ(45)も「ライブから2、3日過ぎて体に痛みがくる」と苦笑いした。父親にもなったつんく♂は、ツアー全5公演に家族が同行した。「心の支えになりました」。

 所属事務所の後輩、モーニング娘。がこの日から全国ツアーを開始した。つんく♂は「まだまだ負けてられない。こっちの方が盛り上げますよ」。今年再発売した「シングルベッド」や「いいわけ」など代表曲を披露して、ファン2200人を喜ばせ、記念ツアーを締めくくった。【横山慧】