サッカーJ1クラブが四国から初めて誕生し、徳島ヴォルティスのサポーターが歓喜に浸った。J1昇格プレーオフ決勝が行われた東京・国立競技場には8日、徳島サポーターが集結。徳島は京都に2-0で完勝し、昇格最後の1枠を手にした。

 徳島県出身の俳優大杉漣(62)も、地元チームのJ1昇格決定を喜んだ。この日は国立競技場で観戦。徳島のサポーター席に座り、声援を送った。「徳島弁で『いかんかい!(いけ~!)』とみんなで叫んだら、2点目が入った。徳島の試合を国立で見られるなんて幸せ。サポーターが心から応援する姿勢が、選手に伝わったと思う」と振り返った。

 高校時代はサッカー部に所属し、自身のチームを持つほどのサッカー好き。関東地方で徳島の試合がある時は、できる限り観戦してきた。「今日(8日)は朝から連ドラの撮影があって、終了予定は午後5時。でもスタッフがスケジュールを短くしてくれて、試合開始の少し後で国立に入れました」。来年はJ1の強豪チームが徳島にやってくる。「トップレベルのサッカーを生で見て、徳島が元気になってほしい」と期待した。