オダギリジョー(37)が向井理(31)主演のTBS系ドラマ「S-最後の警官-」(日曜午後9時)に国際テロリスト役で出演することが18日、分かった。向井演じる警察庁特殊急襲捜査班(通称NPS)の隊員が、綾野剛(31)演じる冷静沈着なSAT隊員と衝突しながら凶悪犯罪に立ち向かう姿を描く。オダギリは2人と対決するコードネーム「M」と呼ばれる国際テロリスト、正木を演じる。

 韓哲プロデューサーは「最大の敵となる人物の狂気、知性、陰を、たたずむだけで表現できる」として出演を依頼したという。

 オダギリも「テレビでは初めてかも知れない」という珍しい悪役に徹する。手下が拉致した警官を銃で脅し、殴るなど暴行もする。マグナム銃を手にNPSやSATと激しい銃撃戦もする。オダギリの発案で英語のセリフも入れるという。オダギリは「キャラクターの面白さとストーリーをひっくり返すような物語のポイントを作っていく敵役。すごく嫌われながら、でもこういう人が多分いるんだろうなと思われるとうれしい」と話している。

 26日放送の第3話から登場し、来年公開予定の映画にも出演する。最大の敵役として、ドラマ、映画を盛り上げる。