アルゼンチン出身の演歌歌手大城バネサ(32)が17日、宮城・気仙沼港のサンマ船の出船(でふね)おくりに参加し、ロングヒット中の「三陸海岸」を熱唱した。出船おくりは、漁船の出漁に際し、漁師の家族や友人、関係者らが岸壁で見送って、航海の安全と大漁を祈願する伝統行事。この日は、解禁を前にした大型サンマ船10隻が大漁旗をはためかせて出船した。「三陸海岸」は昨年のデビュー10周年に発売した新曲で、サンマ漁に命をかける三陸漁師をパワフルに歌う。昨年に続き参加した大城は「船が出ていくのを見ると感動で涙が出ました。私も感動を届けられる歌手になります」と話していた。