綾野剛(32)武井咲(20)が17日、都内で行われたフジテレビ系主演ドラマ「すべてがFになる」(21日スタート、火曜午後9時)の制作発表に出席した。ドラマは、女子大生と准教授のコンビが密室殺人や猟奇的犯罪など難事件を解決していくミステリー。綾野は「収録現場がピリピリしやすい作品と認知していた。何か方法ないか考えた」として、共演者やスタッフに差し入れ品を楽しんで受け取ってもらおうと、変わった試みを提案した。美術スタッフに協力を求め、「綾野商店」と看板を掲げた屋台を、収録スタジオに設置した。

 棚には、懐かしい駄菓子やオモチャ、飲料、カップ麺が置かれ、お面やフィギュア、ペナント、手ぬぐいなども飾られ、昭和の駄菓子屋や祭りの露店を連想させる。徹夜で準備や片付けをするスタッフのために、歯ブラシや歯磨き粉、シャンプー、靴下、下着までそろえ、40品目以上が並んでいる。

 反応も上々だ。共演の戸次重幸(40)も「ただというのがお気に入り。カリカリ梅は私がほとんど食べました」。小沢征悦(40)は「歯ブラシを使わせてもらってます」。武井は「私のブロマイドみたいなものがあって、それは聞いてなかったな」と笑わせた。綾野の狙い通り、明るい雰囲気作りに大きく貢献しているようだ。