テレビ朝日系ドラマ「相棒」の劇場版最新作「相棒シリーズ

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 DAY」(橋本一監督、来春公開)が製作され“新相棒”が登場することが21日、分かった。田中圭(27)が、新キャラクターの警察庁サイバー犯罪対策課専門捜査官・岩月彬役でシリーズ初参戦。川原和久(50)が演じ、テレビシリーズで水谷豊(59)演じる警視庁特命係長・杉下右京をライバル視する捜査一課刑事・伊丹憲一と“新相棒”を結成。殺人事件と、その背後に渦巻く日本の金融危機にまつわる出来事を追う。

 今作品は3月に放送を終えた「相棒

 season10」と、今秋放送開始予定の新シリーズの間を描く「season10・5」の位置づけで、右京が最前線に立たない日常の捜査一課の活躍がテーマ。伊丹が殺人現場で岩月と出会い物語は始まる。刑事一筋で情熱を持って捜査する伊丹と、インターネットの専門知識を買われて中途採用で警察庁入りし、捜査を仕事としか考えられない岩月がともに捜査する中で、岩月が警察官としての自覚に目覚めていく成長が見どころとなる。

 都内でこのほど撮影がスタートし、田中は「『相棒』はモンスター。こんなに続くドラマってあるの?

 と。突然、そこに呼んでいただいた。ワールドに浸りつつ精いっぱいやるだけ」と意気込んだ。川原は「気負いはないですが持ち場が多い分、いつもよりお伝えできるものもあろうし、長くその場を生きていられる幸せもある」と話した。

 水谷はもちろん「season10」で卒業した及川光博(42)も元相棒・神戸尊で出演する。松本基弘ゼネラルプロデューサーは「どう絡むか、見てのお楽しみです」とコメントした。