女優高畑充希(23)が、ディズニー映画「シンデレラ」(ケネス・ブラナー監督、4月25日公開)の日本語吹き替え版でシンデレラの声を担当することが12日、分かった。実写映画の吹き替え挑戦は初。「女性の永遠の憧れ。期待の大きい役を任せていただき、なんて幸せなんだろう」と感激している。

 高畑は13年NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」などでお茶の間の知名度を上げ、最近は映画でも注目度が急上昇中。公開中の「バンクーバーの朝日」「アオハライド」では、ともに強い信念を持つ女性を演じた。今回のシンデレラは、自分の意思で動く現代風の女性で、イメージにぴったり。高畑は「新たなヒロイン像として登場する。かっこよく演じたい」と話す。

 同作は50年にアニメ、76年に実写で映画化された。東京ディズニーランドのシンデレラ城に代表されるように、ディズニーの象徴的なキャラクター。高畑を起用した理由について、ディズニーは「シンデレラの持つ純粋さや透明感、勇気やしんの強さがぴったり合っている」と説明した。

 プリンス役の吹き替えは城田優(29)が務める。映画声優は初挑戦で「繊細な心の動きまできちんと描きたい」とコメントした。

 ◆高畑充希(たかはた・みつき)1991年(平3)12月14日、大阪府生まれ。05年「山口百恵トリビュートミュージカル」のオーディションに合格し芸能界入り。07年ミュージカル「ピーターパン」に主演。昨年は大河ドラマ「軍師官兵衛」出演。158センチ。血液型AB。