スパゲティを神として行う神前結婚式が16日、ニュージーランドで行われた。AFP通信などによると、2005年に米国で始まった宗教「空飛ぶスパゲティ・モンスター教」が、初めて「パスタ婚」を開催。海賊の格好をした男女が、海賊船を模したチャーター船に乗り、パスタでできた指輪を交換。参列者に祝福された。

 同教は「宇宙は空飛ぶスパゲティ・モンスターによって創造された」と主張。ヌードルの触手を持つモンスターが、山と木々、人間を創ったという。ニュージーランド、オランダ、ポーランドでは宗教団体として認可され、ニュージーランド人の女性が結婚執行者として承認されたことを受け、結婚式が行われた。

 新婦のマリアナ・フェンさん(33)は「普通の結婚式を挙げるつもりはなかった。納得できる形で2人の関係を祝ってもらえて良かった」と振り返った。ロシアやドイツ、デンマークの信者からも、結婚式の問い合わせがあるという。