社民党副党首のラサール石井参院議員は29日、東京都内で開かれた定期党大会で発言し、今月6日に行われた党首選の結果発表記者会見で起きた混乱の経緯を説明した上で、発言の機会が与えられず途中で退席した大椿裕子元参院議員の対応に苦言を呈した。大椿氏と、その後協議した内容についても明かした。
この日の党大会でも、来賓や党員から党首選会見の混乱について、苦言や質問が相次いだ。ラサール氏は、先日訪れた福島県連の会合でも同じような質問があったとして「選挙に関しては、何も問題はなかった。最初(1回目)の投票では、共同街頭もやったしネット番組にも3人で出演したが、決選投票(の時期)になったら、3日連続で(国会)質問が続くなど福島さんも非常に忙しく、なかなか2人の街宣ができなかったのは分かっている」と説明。その上で「やはり問題だったのは、党首選の記者会見だった。非常に紛糾したみたいになり、司会の仕切りもあまりよくなく、非常に問題だった。本当にいけなかった」と、記者との間で言い合いになった司会担当の事務方の対応を、批判。「常任幹事会で、責任を取って役職を辞職してくださいと言ったくらいだ。それはできなかったが」と、自身も問題視していたと述べた。
一方、当日の流れについて党側から受けた説明内容にも言及。当初は「(決選投票で選ばれた)党首1人が記者会見をやるから、来なくていい」と言われていたとして、自身は「会場に行かないつもりだった」と述べたが、福島氏の選出が決まった後、「とはいえ、大椿さんもいるのでラサールさんも来てください、ということに変わった。(大椿、ラサール両氏は)意見は言わないので、記者の側に座って聴いていてください、と。最後に握手をする写真だけ撮るからそれでお願いしますと言われ、そうならと思って会場に行った」と述べ、当初は3人で握手する機会が設けられていたと明かした。
一方で、「行ったら、なぜか机が(福島氏の座る場所の横に)動かされていた。だれが動かしたのか分からないが、大椿がそこに座っていたので、私も横に座った」「ちまたで、そこにマイクが置かれていたと言われているが、あるマスコミが置いたもので、会議場のスピーカーにつながれたものではなかった」などと訴えた。
当日は、会見が始まり、記者が大椿、ラサール両氏に感想を促した際、事務方との間でもめる形となり、発言の機会を求めても許されなかったことで大椿氏は会見中に怒りの退席をし、党内の亀裂があらわになった経緯がある。ラサール氏は、大椿氏の対応についても「まったく大人のやることではなかった」として、「後々、大椿さんと話し合った際、そのことははっきりと申し上げた。あれはよくなかった」とし、事務方に加え、大椿氏の対応にも苦言を呈した。
説明を続けていたラサール氏は、早く終えるようせかされたが「いや、これは大事なとこなんで」と応じず、説明を続行。大椿氏が退席後、自身が福島氏との握手を断ったことについても「大椿さんがいないから」と述べ、「今思えば、(記者に)意見を求められた時に、ここでしゃべりましょうよと言えば良かった」と、後悔の念も口にした。
また、地方の支援者から「3人でYouTubeなどで握手をして会見でもしてほしい」と求められたとしながら、「何をどうしても、社民党を悪く書くマスコミの方は複数いらっしゃる。何をしても痛しかゆしなんですよ」と苦笑いし、「そのことはまだ、もんで、どうしようかと言っている状況なので、お待ちいただきたい」と、3人による何らかの対応も検討されていることを示唆した。

