自民党の二階俊博幹事長は28日の会見で、都知事選で小池百合子知事を応援し、党東京都連から離党勧告処分を受けている区議7人について、自身が調整に動く可能性を「全くありません」と完全否定した。「そんな親切は党本部はできません。また、する必要もないんだ」と、党本部の関与も否定した。

 その上で「そういう人たちのことは東京都連で判断する。党本部が、顔も定かでない、経歴もまだ十分知っているわけでもない人の処分に乗り出していくというのは、それこそナンセンスだ」と突き放した。

 小池氏とのパイプを持つ二階氏はこれまで、区議7人と都連との間で調整に動くとみられていた。7人の区議の処分見直しを、示唆したこともあった。

 しかしこの日は、「都連というものがあるのですから、都連のご意見を尊重して、どうぞ1つ、ご随意にということです」と、突き放した。

 小池氏との関係修復に動いた党本部と対照的に、都連内では、小池氏が「絶対守る」と明言した7人の処分見直しに、根強い抵抗感がある。7人の処分は、今月30日までに離党届を出さなければ、除名となる内容。老練な二階氏の「仲介案」が消えたことで、都連と小池氏サイドのさや当てが、激しさを増す可能性がある。